熱割れ現象とは

ガラスは日中の日差しや夜間の外気に触れ、ガラス自体が伸縮を行っております。
しかし、ガラスにフィルムを貼ると、ガラスは通常よりも熱を吸収しやすくなります。
そのため、ガラスは通常よりも大きく伸び縮みします。
しかし、窓のサッシの部分やガラスに入っているワイヤー(網)部分にはフィルムは貼らないため
通常通りの伸び縮みしか行いません。
その結果ガラスに歪が生じ、ガラスにヒビが入る現象を熱割れといいます。

*熱割れ現象により割れてしまったガラス例*

熱割れの要因とは

下記にございます項目は要因にすぎません。「このようなガラスの場合必ず、ガラスが割れてしまいます。」というものではございません。
弊社では、お客様からお知らせ頂いた情報を元に適切な確認や計算をさせて頂き、ご提案させて頂いております。

ガラスの種類について

割れにくい種類:「単板ガラス」は最も割れにくいです。
割れやすい種類:「網」や「線」の入ったガラスや「複層ガラス」は比較的割れやすいです。

単枚ガラス(網・線なし)
(施工しても割れにくい)
単枚ガラス(網入り)
(施工すると割れやすい)
単枚ガラス(線入り)
(施工すると割れやすい)
複層ガラス(網・線なし)
(施工すると少し割れやすい)
複層ガラス(網入り)
(施工すると非常に割れやすい)
複層ガラス(線入り)
(施工すると非常に割れやすい)
※そのようなガラスをご使用のお客様に関しまして「サッシのお色」や「カーテンのご使用状況」などにより
割れることを回避できる場合がございますので、ご相談ください。

ガラスの方角について

割れにくい方角:ご使用されているガラスの種類に関わらず「北」は割れにくいです
割れやすい方角:「東」や「南」の方角ですと割れやすいです。

ガラスサッシの色について

割れにくい色:お色が「黒」などの濃い色ですと割れにくいです。
割れやすい色:お色が「白」や「シルバー」などですとどちらかというと割れやすいです。

ガラスの影のかかり方について

割れにくい影:オフィスビルなどの日差しや影が均一にかかるような場合は割れにくいです。
割れやすい影:集合住宅のバルコニーなど庇があり、日差しや影が不均等にかかる場合は割れやすいです。

カーテンのご使用について

カーテンやブラインドをご使用しない方が割れにくいです。
また、日中はカーテンを開けて、端で止めて頂けるだけでも割れづらくなります。

割れやすい場合:カーテンやブラインドをご使用頂くと、ガラスにより熱がこもり易く、割れやすいなります。

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